会計士の藤井です。

本日は「社長の経歴はアピールできていますか?」というテーマでお話したいと思います。

私は会計士としてこれまでに多くの融資支援を行ってきましたが、その中で過去にすごい経歴をお持ちの社長をしっかりアピールすることも心がけてきました。

創業計画書の経営者の略歴の書き方が知りたい
自分の経歴をアピールする方法が分からない

本日はこのような疑問にお答えしていきます。

融資担当者は社長の資質を見ている

本日のテーマである社長の経歴についてですが、私が見てきた大半の社長は今までの実績を十分にアピールできておらず、非常に惜しいと思うことが多々ありました。

そもそも、社長の経歴を推すべき理由なのですが、融資担当者は会社の事業内容や財務内容だけでなく人を見て融資をしている部分もそれなりにあると思うのです。

特に創業融資になればなるほど人の割合が多くを占めることになるので、より一層社長のアピールが必要になってきます。

経営者の経歴をアピールする方法

例えば、日本政策金融公庫の企業概要書や創業計画書には経営者の経歴について書く欄があります。

しかし、大半の人は履歴書みたいに会社名しか書かないのですが、これが非常にもったいないです。

会社名だけでなく、勤続年数、担当業務、そしてどんな実績を上げたかも短文で添える方が、より実績を上げてきた社長なんだなということが伝わりませんでしょうか?

職種も色々ありますが、営業職であれば、営業成績、つまり受注金額や社内での順位を書くと効果的ですし、企画職であれば、成功した企画の事例と成果を端的に書くとウケがよいでしょう。

また、管理系の職種であれば、社内のオペレーションを改善した経験とか、その結果残業時間減ったとか金額を書くのが難しくても、業績改善に貢献した事例はいくらでも書けるはずです。

ということで、本日は社長の経歴をどうアピールするかについて話してきましたが、日本政策金融公庫や民間金融機関ではほとんどの場合において経営者の過去の経歴を聞かれることになります。

この社長は今の会社で実績を上げて、ちゃんと貸したお金を返してくれると思わせるためにも、過去の実績を定量的かつ定性的にアピールすることを意識してみてください。